昔は花粉症にならなかったのは何故??近年花粉症が増加している理由とは


 

花粉症の今と昔を語る

 

花粉シーズンになり、

電車の中で周りを見渡すと

マスクをして

鼻をムズムズさせているのを

よく見かけます。

今では当たり前となっているこの光景ですが

昔はそこまで目立つこともない

むしろ珍しいものでした。

 

花粉症がここまで広まったのには

実は日本の社会による影響が大きく関わっています。

 




花粉症になる原因は花粉が多いから
・・・と思っていませんか??

 

花粉症の今と昔、原因はどこから?

毎年、春先になると目のかゆみや鼻づまり、

くしゃみやのどの痛みなどの

花粉症の症状に悩まされる人が年々増加しています。

花粉症は、スギやヒノキなどの

花粉が原因で引き起こされるアレルギー疾患で、

日本では約50種類の植物が花粉症の原因

となることが知られています。

花粉症に悩む方が増えている原因として、

まず考えられるのがアレルギーのもととなる

スギやヒノキなどの花粉の飛散量が増えているということです。

 

1960年頃、戦後の復興のために

建築資材としてスギの木が奨励され

多くのスギの木が植えられました。

しかし、建築資材としての価値が下がってしまい

売れなくなると大量のスギの木が伐採されることなく

放置されるようになっていきました。

そうして、人工的に植林によって植えられた

スギやヒノキなどがどんどん増加して、

以前植えられたそれらの木々が

もっとも花粉を飛ばす樹齢30年前後となっているのが

大きな原因とされています。

 

しかし、これは日本の植林事情から見た

花粉症を起こす原因の1つに過ぎず

視点を変えると別の原因も見えてくるのです。

 

昔はなかった花粉症、ストレスが原因??

花粉症に昔はならなかった原因

日本の植林事情による飛散量の増加のほかに

あげられているのが、ストレスや食生活の変化です。

 

現在ほどではありませんが、昔の日本でも

スギやヒノキなどの花粉は飛散していましたが、

それでも花粉症を訴える人は

今ほど多くはありませんでした。

しかし、以前の日本人と異なり、現代に生きる人たちは

ストレスフルな社会で、欧米化した食生活、

不規則な生活等の中で生きています。

 

これらの変化により、人間の体が昔の日本人とは異なり、

本来なら体に対して何の害もないはずの

スギやヒノキなどの花粉を、

人体にとって害のある異物を敵とみなして

アレルギー反応を起こすようになっているという説です。

今の社会では、少子高齢化 や 景気の悪化 などの

問題を抱えています。

そのため、会社で働く時間が次第に増加してきているため

残業ばかりで会社への不満を抱える人が少なからずいます。

また、自分自身が勤勉な人で

会社への不満を持たなかったとしても

上司が八つ当たりしてきて

それがストレスとなるケースも多いようです。

そして、子どもに関しても家族で旅行する機会が減ったり、

親とコミュニケーションする機会が減って

意見が合わなくなっていったりして

同じようにストレスを感じているようです。

もちろん女性が社会進出しやすくなったり、

育児休暇をもらえるようになったりと

昔に比べて良くなっている面もあるのですが

総合的に見るとストレスを感じやすい

世の中になってきているようです。

 

昔のような野菜中心の食事は減ってきている

 

花粉症は昔と今の食習慣に関係している

昔、確かに日本人は

穀類や魚類中心の

和食を食べていましたが、

現在では食事が欧米化して

肉類中心の脂っぽい食事や

ファストフードやレトルトなど

添加物がいっぱいの食事に

変わってきています。

昔は家で野菜を作って食べたり、海や山で 魚 や 動物 、

キノコや山菜など を採って食べたりもしていました。

しかし、今では食べ物を販売しているお店が

身近にあって値段も手ごろで食べ物を入手できるので

スーパーやコンビニを頼るようになりました。

またそれにより食事のバランスも崩れて

便秘に悩む人も増え、腸内環境も悪化しています。

 

さらに仕事や家庭、学校などのストレスも合わさり、

それによって免疫力が低下し、

新陳代謝も衰えてきている人が多くなっています。

そのため反応しなくて良い花粉に過剰に反応し、

鼻水や目のかゆみ、くしゃみや鼻づまりなどの

さまざまなアレルギー反応が起こりやすくなっているのです。

 

昔と現在では住む環境が変化している!?

 

花粉症の今と昔、環境による変化

さらにもう一つ考えられるのが、

住宅の気密性が高まったことも挙げられます。

昔の日本の住宅は、周りに建物が少なくて

庭も広く、家と家の間に広いスペースがあったため

比較的通気性が良く、

良い環境を維持することができていました。

ですが現代の高気密住宅は、冷暖房効果を高める一方で、

風通しが悪いためハウスダストやダニが発生し

貯まりやすくなり、それに対するアレルギー反応が

起こりやすくなる環境となっています。

 

それらに過剰反応する体が

同じように花粉にも過剰反応して花粉症となると

考えられています。

その他にも、車や工場による廃棄ガス や

ペットである犬や猫が花粉症を持ち込んでいるケースなど

花粉症になる原因となるものは多く存在していて、

症状が発生する原因は

体質によって人それぞれだと言われています。

これらの生活や環境が複雑に絡まって、

現代人の花粉症患者の増加を招いていると言えます。

 

花粉症になりやすくなった今、出来ることは?

 

花粉症にならない昔の習慣を取り戻そう

花粉症になりやすくなった原因として 環境 や 食事 、

ストレス など様々な方面から原因を挙げましたが、

何より花粉症に対する免疫力の低下が根本的な原因です。

 

食事で栄養が不十分であったり、ストレスの疲労などから

体調が崩れ、免疫力が低下して

花粉症になりやすくなっているのです。

そして、そのような状態で

花粉が多く飛散する環境にいれば

花粉症になることは避けられません。

 

花粉症になりやすくなった今、やるべき事は

生活 や 食事 を見直して健康的な毎日を送ることです。

 

まずは花粉を取り込まないように対策をする

 

花粉症の昔と異なる解決方法を模索する

花粉症のシーズンになるとマスクを着用し、

鼻をずるずるさせている人をよく見かけます。

しかし、マスクは 花粉 や ホコリ 、

風邪 などの侵入を防止するためのものですので

花粉症の症状が出てからマスクを着用しても

あまり意味がありせん。

マスクを効果的に活用するためには、

テレビのニュースや天気予報などで

花粉が飛散する時期をあらかじめ情報収集しておき、

花粉症になる前に着用する必要があります。

また、家に入っても油断は禁物です。

服に付着した花粉を家の中へ持ち込んでしまうと

外出していない人も花粉症に悩まされることになります。

家の中に入る前に服に付着している花粉をブラシで払ったり、

玄関で服を脱いですぐに洗濯機に入れるなどして

徹底的に花粉を追い払いましょう。

寝室に花粉が侵入してしまうと夜中に鼻水が止まらなくなり

寝不足になってしまいます。

花粉を室内に持ち込んでしまった場合には

空気清浄機 や 加湿器 があると

花粉が室内で飛び回るのを防いでくれるのでとても便利です。

今では、空気清浄機も加湿器も

安く手に入るようになりましたので

買っておくと良いでしょう。

 

規則正しい生活をしよう

 

花粉症にならない昔のような生活習慣を心がける

睡眠不足であったり、不規則な生活をしていると

免疫力が低下して花粉症になりやすくなったり、

風邪などの病気にもかかりやすくなります。

 

最近では、深夜までスマートフォンを触っていたり

ゲームをしていたりして夜更かしすることが増え、

睡眠時間が減ってきています。

お風呂に入ったらすぐに寝るようにして

睡眠時間をしっかり確保しましょう。

お風呂に入った後は体も温まっていて、

すぐに深い眠りにつくことが出来るので特にオススメです。

朝も早く起きることが出来るので時間にも余裕が出来ます。

また、花粉症の対策では無視されがちですが

適度に運動を取り入れたり、

趣味でリラックスすることも大切です。

もちろん花粉が飛散しているときには

外出は控えたほうが良いですが

日が昇る前や日が沈んだ後など、

花粉が飛散していない時間を狙ってマラソンをしたり。

室内でストレッチやヨガ、スポーツなどをしたり・・・

その他、部屋で音楽を聴いたり仮眠をとったり

瞑想したり・・・というのも

花粉症を防ぐキッカケになったりします。

日常でストレスを感じているなぁと感じたら

ぜひ、こういった事も試してみてください。

 

食事を見直そう

 

花粉症にならないように昔のような食事を心がけよう

テレビでは肥満にならないように

食事のバランスを考えよう・・・

重い病気になってしまう前にバランスの良い食事を

しっかり摂りましょう・・・などと

よく報道されていますが、

花粉症に対しても同じことが言えます。

 

食事でバランス良く栄養がとれていないと、

肥満になりやすく風邪やインフルエンザなどの

病気にもかかりやすい、

花粉症にもなりやすい状態になります。

また、年をとって重い病気になってしまうこともあります。

 

  • 料理する時間がなく、スーパーの揚げ物やインスタント食品が中心になっていないか?
  • 肉類が中心の食事になっていないか?
  • 好き嫌いで食べ物を区別していないか?
  • 野菜はしっかりとれているか?

 

など、一度考えてみましょう。

 

また、花粉症に弱い人には青魚がオススメです。

アジ や サバ 、 サンマ などに含まれる

DHA(ドコサヘキサエン酸) や

EPA(エイコサペンタエン酸) が

花粉症などのアレルギー症状を抑える効果を持っています。

加熱すると青魚に含まれる DHA や EPA は

減少してしまうので 刺身 や 寿司 として

食べるのが良いでしょう。

たまにはお寿司屋さんに行ってみてはいかがでしょうか?

 

お茶を飲んで免疫力UP!

 

昔のようにお茶を飲んで花粉症対策

 

肥満の防止 、 風邪予防 、 血流の改善 など

色々な良い効果をもらたらしてくれるお茶ですが

最近は自動販売機が増えて

色々な飲み物が手軽に入手できるようになり

次第に飲む機会が少なくなってきました。

それでも食事中などにまだまだ飲まれてはいますが

特に苦み・渋みのあるお茶を飲む人は少なくなってきています。

苦み・渋みのあるお茶として緑茶などがありますが

緑茶には 心臓病になりにくくしたり、

ボケ防止になったり、糖尿病の予防になったり

・・・と、他にもいろいろな良い効果があります。

 

花粉症に対しても 予防が出来たり、

症状悪化の防止になったり、

花粉症になりにくいように免疫力を高めて

体質改善もしてくれたりします。

いつも何気なく飲んでいるお茶ですが、

花粉症に悩んでいるのなら

飲むお茶の種類についても考えてみてはいかがでしょうか?

 

それでも苦いものは苦い!!

 

大人であれば苦い飲み物でも多少我慢して飲むことは出来ます。

しかし、特に苦いものに敏感な子どもは

なかなか飲んではくれません。

 

小さい子どもは味覚が大人の3倍あると言われています。

 

緑茶は大人でも苦みを感じるものですから、

それを子どもが飲むとなるとかなりの我慢が必要になります。

ピーマンが苦手・・・というのも無理もありません。

そんな子どもにオススメなのが 白井田七。茶 です。

白井田七。茶 は緑茶の成分を使って

子ども向けに飲みやすいように作られたお茶になります。

もちろん大人が飲んでも飲みやすいお茶です。

お茶で花粉症の対策をする場合は

長期に渡り飲み続ける必要があるため

長く飲み続けられるお茶を選ぶことが最も重要です。

 

通常のお茶より少し値段は高くなりますが

青魚の刺身を買って花粉症の対策をするより

だいぶ安上がりで効果もありますので

金銭的に厳しい方にもオススメです。