花粉症に対して自分が
しっかり対策出来ていても
自分が置かれている環境に対しても
対策をしないと花粉症が治らない
ケースがあります。
特にペットに対する花粉対策が出来ておらず、
盲点となりやすい傾向にあります。
ペットを飼っていて花粉対策が出来ているのに
花粉症が治らない場合にはペットの花粉対策も
出来ているか考えてみましょう。
このページは、
ペットの花粉対策について取り上げています。
- ペットを飼っている
- ペットを飼い始めてから花粉症がなかなか治らない
- ペットと添い寝をしていて夜に鼻がむずむずする
という方は是非このページをご覧ください。
ペットのお散歩には注意!
ペットは外が大好きです。
お散歩のときは草むらや水たまりにも
平気で入っていきますし人間よりも
地面に近いところで生活をしています。
しかも全身は毛で覆われていて
花粉がとても付着しやすくなっています。
ペットがお散歩をすると歩道だけでなく
路地裏や雑草の中などさまざまな場所を歩くため、
その毛で覆われた全身に色々な花粉や雑菌が
付着してしまいます。
そうならない為にもお散歩の時間は
花粉が飛散する時間帯を避けるようにすることが大切です。
日中のお散歩は避けよう
花粉は太陽の出ている時間帯に飛散します。
特にお昼の12時から夕方の3時頃がピークです。
散歩に行くなら出来るだけピークの時間を
避けたほうが花粉による被害も少なく済みます。
具体的には、
- 早朝(朝10時以前)
- 夜間(太陽が沈んだ後)
- くもりの日
- 雨上がりでまだ地面が濡れているとき
- 気温が低く風のない日
などがオススメです。
また、天気が良くて暖かい日や乾燥している日、
風の強い日、雨の翌日は特に花粉が多く飛散します。
そのため、そういった日は出来るだけ外に出るのは控えて
お散歩も家の周りを軽く歩くだけにしたり、
少し速足になるなどして出来るだけ手短に済ませましょう。
花粉の少ないお散歩コースを選ぶ
お散歩のコースは花粉が少ないルートを選ぶようにしましょう。
公園や大通りなど見晴らしが良く広い場所は避けて
アーケード街や住宅地などの狭い通路や狭い場所を選んで
お散歩をすることで花粉を避けることが出来ます。
また、お散歩コースに草むらが近くにないか
確認しておきましょう。
ペットが草むらに入って行かないように
リードをつけておく事も大切です。
お散歩以外でストレス発散
花粉の飛散が多いときはお散歩は極力避けて
室内で遊ぶようにしましょう。
ペットのお気に入りのオモチャで時間をかけて
遊んであげてください。
ペットにはちょっとした運動やストレス発散になり、
遊び方によってはしつけに繋がります。
また、飼い主とのコミュニケーションも大切です。
コミュニケーション不足になるとペットは
大きなストレスを抱えてしまいます。
体をなでたり、話しかけたりしてあげてください。
ペット友達と遊ぶのもストレス解消になります。
近所のペットを家に招いて遊びましょう。
ペットにとっての社会勉強にもなるのでオススメです。
お散歩で話し込まないで・・・
お散歩の最中に近所の人や知り合いに会ったら
ついつい長話してしまうものです。
世間話をしたりペットを飼っている者同士で
情報交換をすることも出来ますし、
ペットが他の人のペットと触れ合っているのを見るのも
楽しいものです。
しかし、そんな楽しい会話に時間を忘れて
夢中になっている間にも
花粉はどんどん体に付着していきます。
そうならないように、色々お話したいことがあっても
長話はせずに早めに終わらせたほうが良いでしょう。
話し足りないのであれば一緒にお散歩をして
自分の家に招待してそこで話の続きをするなど、
うまく花粉を避けるようにしましょう。
最近では、チャットやスカイプ、LINEなど会話するのに
便利なツールは沢山あります。
電話で会話の続きをするのもOKです。
その他にもペットも入れるカフェを
利用するのも良いでしょう。
ペットカフェには同じく
ペットを飼っている人達が集まります。
ペットの社会マナーを学ぶ場としても良いですし、
飼い主同士の情報交換としても便利です。
ペットカフェを利用する前に
しっかり トイレのしつけ や 予防接種 は
しておきましょう。
お散歩から帰ってきたらペットのお手入れ
花粉症は人間だけの病気ではなくペットも花粉によって
クシャミや鼻水、涙が出たり皮膚をかゆがったり
といった症状を起こします。
ペットに花粉が付着しているとペット自身が花粉症を起こし、
一緒に住んでいる飼い主達も花粉症を起こしてしまいます。
自分たちの為にも、ペットの為にも
しっかり花粉の対策をしましょう。
お散歩が終わったらそのまま家の中には入らず、
玄関の前で花粉を払い落としましょう。
このとき、ペットの体についた花粉も
払い落としてあげましょう。
人の場合は衣類用のブラシなどで
上から下へなでるようにして
やさしく払い落とします。
濡れティッシュや粘着テープ(コロコロ)が
使えるものはそれを使って同様に
払い落とすようにしましょう。
面倒であれば玄関でカゴを用意しておき、
そこで服を脱いでカゴへ入れてそのまま洗濯してしまう
方法もあります。
ペットの場合もほとんど同じになります。
お散歩で来ていた衣類は玄関先で脱がせ、
すぐ洗濯が出来るようにカゴへ入れます。
あらかじめ、濡れティッシュや粘着テープ(コロコロ)で
花粉を取り除いておくと
家の中で花粉が飛ぶのを防げます。
ペットの服を脱がせたら全身を
ブラッシングしてあげましょう。
このとき、ブラシは上から下へなで落とすようにしましょう。
ブラッシングは、ペットの体をキレイにする他、
ペットとのコミュニケーションとしてや
ペットの病気やケガのチェックといった意味もあります。
その他にも、ペットの血行を良くしたりする効果もあります。
また、汚れがひどいときはお風呂場へ直行して
体を洗いましょう。
花粉の飛散が多い時季はこまめに洗いたいところですが、
シャンプーのしすぎはペットにとって良くありません。
動物の皮膚や被毛は病原体などから体を守る働きがあり、
適度な潤いが必要です。
シャンプーが使用できないときは濡れタオルで
全身を拭くようにしましょう。
また、ペットの毛を短くカットする手段もあります。
ペットの服選びも大事
犬や猫の体は毛に覆われている為、
人間より花粉が付きやすくなっております。
そこにフワフワ・モコモコした素材の服を着ると
もっと花粉が付きやすくなってしまいます。
しかも、ペットの場合は
毎日お風呂に入れるわけではありません。
そのため、服選びはとても重要になってきます。
服を選ぶときは、フワフワ・モコモコした素材を避け、
ツルツル・サラサラした素材のものを選ぶようにしましょう。
表面がツルツル・サラサラした素材のものは
ホコリや花粉が付きにくく、洗いやすいものです。
花粉が付きやすいペットの体を
出来るだけ覆い隠せるものが良いでしょう。
体の部分だけではなく、帽子などもつけてあげると
より花粉が付きにくくなります。
レインコートやウィンドブレーカー、革のような
素材がオススメです。
添い寝に注意!
犬や猫は布団やベッドが大好きで、
布団の上でうたた寝したり布団の中にもぐって遊んだり、
飼い主と添い寝をしたりします。
そんな状態を放っておくと
花粉がどんどん布団やベッドに飛び移ってしまいます。
また、ペットと添い寝をしている人は
ペットの毛の奥に潜む花粉を
間近で吸ってしまうことになります。
そうなると目がかゆくなったり、鼻水が止まらなくなり、
なかなか眠れなくなってしまいます。
そうならないように次の点に注意しましょう。
寝室では遊ばない
寝室でペットと遊んでいると
興奮してベッドで飛んだり跳ねたり、転げまわったりします。
ペットの毛は落ちやすいですし、
花粉がついていることもあります。
そんな状態の布団でそのまま寝るのは、
かなり危険です。
ペットと一緒に寝るのならせめて
寝る部屋では遊ばないようにしましょう。
また、ベッドの周りにはぬいぐるみやペットのオモチャなどは
置かずに出来るだけ何もない状態にしておきましょう。
そして、寝室はペットが勝手に入らないように
普段は閉め切っておきましょう。
寝るときにアイマスクやマスクをつけるのも有効的です。
ペットにもパジャマを着せよう
ペットにも寝るときにはパジャマを着せてあげましょう。
そうすることでペットに付着している花粉の飛散や
毛が抜け落ちるのを防止できます。
また、普段も部屋の中で服を着せてあげると
なお効果的です。
添い寝はしないという選択肢
ペットと一緒に寝ないようにすると、
だいぶ花粉症を防止出来ます。
しかし、花粉が飛散する時季になって急に
一緒に寝る事をやめてしまうとペットを戸惑わせてしまい、
それが原因で睡眠不足になったり、
ストレスになったりする可能性があります。
添い寝をするかしないかは意見が分かれるところですが、
添い寝をするならする、しないならしない・・・と
一貫性を持たせることが大切です。
また、寝室を完全にペット出入り禁止にしてしまえば
さらに花粉症を防止することが出来ます。
ペットと一緒に寝れないのは寂しいものですが、
その分、花粉が寝室に入らなくなる大きなメリットがあります。
添い寝をやめさせるときには、
犬小屋やケージで寝させるようにしましょう。
お気に入りのオモチャやおやつを用意しておけば、
そこが楽しい場所だと認識し、喜んで犬小屋や
ケージに入るようになります。
ペットを一時的に預ける
ペットと一緒にいると花粉症がひどくて
生活が苦痛だと感じた場合、
そのまま一緒に生活を続けるのは
お互いにとってよくありません。
飼い主が花粉症でつらい想いをしていると、
ペットも不機嫌な飼い主の姿を見てつらくなってしまいます。
ペットと一時的に距離を置くことも考えてみましょう。
知人に預ける
花粉が飛散する時季だけペットを
親戚や知り合いに預かってもらいましょう。
出来るだけペットを飼っていた経験がある人、
信頼の出来る人に頼みましょう。
そのときには、ペットのオモチャやおやつ、毛布なども
一緒に預かってもらいましょう。
また、ペットに何かあるとトラブルに発展しやすい為、
万一の対処法をメモにして渡しておきましょう。
ずっと離れて暮らしているとペットも不安になりますので、
こまめに様子を見にいきましょう。
ペットホテルを利用する
ペットホテルの利用も考えてみましょう。
ペットホテルでは、犬や猫に慣れたスタッフや専門家が
世話をしてくれるので安心です。
また、ペットとしても快適な空間になっていますし、
ペット同士で仲良く遊ぶことも出来るので
ストレス解消にもなります。
空気清浄機を設置しよう
ペットを飼っている家庭では
特に加湿空気清浄機がオススメです。
空気清浄機は
ホコリやチリ、花粉やダニの死骸などを
吸い取り空気を清浄してくれるので
花粉症やハウスダスト、ダニなどから発生する
アレルギー症状を防いでくれます。
また、加湿機能が付いていれば
花粉が飛散しやすい乾燥した日などに
室内を加湿させることが出来るため、
花粉を飛散しにくくしてくれます。
ペットと室内で快適に過ごしたいなら
空気清浄機の設置をぜひ考えてみてください。